【自然栽培】人参（にんじん）1㎏（農薬・肥料不使用）

肥料・農薬を使わない

和泉農園では、肥料・農薬・除草剤を使わない、自然栽培を行っています。
肥料・農薬を使わず、自然の循環に近い形で栽培することで、土中の微生物が活性化し、微生物によって分解された有機物が植物の栄養となります。
それ以外にも、微生物の活性化により、様々な良い影響があります。

また、肥料・農薬を使わないことで、植物本来の味に近づきます。そのため、えぐみ・雑味がなく、旨味がギュッと凝縮された作物が出来上がります。
そのような、安心安全で自然本来の味を楽しめる美味しい作物をお届けする事を目指しています。

固定種の野菜を栽培する

当農園が栽培している野菜はすべて固定種の品種になります。
固定種とは、栽培した野菜の中から目的の特徴を持ったもの（見た目、味、病気への抵抗力など）を選別して種を採り、それを何年も繰り返して固定された野菜のことです。固定された形質が次世代にも受け継がれます。固定した形質が次世代にも表れやすいですが、F1種ほどは安定しにくいです。
F1種（1代交配）とは、例で挙げると「味は良いけど実が小さい野菜」と「味は悪いけど実が大きい野菜」を掛け合わせて「味が良くて実も大きい野菜」を産み出す技術です。
固定種の品種よりも、形や大きさ、生育が安定するため、市場の野菜の大半がF1種です。
この特徴は次の世代には受け継がれないので、F1品種の野菜から種を採って育てても、同じ品質の野菜はできません。
F1種には、大きさや収穫時期が揃うなど、良い部分もたくさんありますが種は必ず購入しなければなりませんし、その品種を次世代に残すことはできず、持続可能ではありません。また、固定種の野菜の方が味が良く、作物本来の味を楽しんでもらえると感じたため、当農園では固定種の栽培、可能な限り自家採種に取り組んでいます。

多様な微生物が育む豊かな土

土壌には1グラムあたり数億から数兆の微生物が存在するといわれています。それらの微生物は土壌中の有機物を分解し、分解された産物が植物の栄養となります。

しかし、土壌に肥料や農薬を投入することで、土に存在する微生物のバランスを崩してしまうという研究結果から、和泉農園では土が本来の持っている力を引き出すために、農薬や肥料を一切使用しない畑を５年かけて作りました。