【紀の川雑草レモン農園Plusの概要】 ❶「雑草レモン農園」って？ 　当農園は、以前からあこがれを抱いていた「無農薬」「無肥料」「無除草剤」の自然栽培にこだわる農法を確立するために、夫婦二人三脚で土づくりを行っている小さな農園。レモンをはじめ、香りの強い柑橘をメインに多種多様なフルーツを栽培しています。大きい農園ではありませんので、土壌の様相や樹木の状態を細部にまで配慮することができます。それでもお店で売っているように、見た目は決してきれいな果実ではなく、傷跡が普通にあります。先にも述べましたが、それは風雨にさらされながら、自然栽培という素手で病害虫と必死に戦ってきた証しです。 　このように当農園は、雑草たちと共存してレモンなどの栽培を行っていることが最大の特徴です。農家直送の農薬などを散布していない、安全安心な食にこだわった自然栽培の果実をご自宅で楽しむのはもちろん、素材に妥協しないお店様で使っていただけたら、本当に嬉しいです。 ❷結局、なぜ無農薬や超減農薬にこだわる？　 　私の師匠の言葉、「自然栽培は、環境に優しく、虫たちが戻ってくる。人の健康につながり良い事ばかり」と伺ったことから始まった無農薬栽培です。その言葉を羅針盤に歩んできた私は、やがて「自然な味」を追求することが最終目標と考えるようになっていったのです。 　そのために、植物そのものが元来持つ、成長するための力を、最大限引き出してあげる農法を行い、果実や樹木を育てる。そのことで、人間が化学的に作った農薬や肥料、除草剤などは必要なくなりました。…ただそれだけです。 ❸レモンなどと同様に、雑草も育てる？ 　農薬を使用しない「自然栽培」を持続するために、雑草をできるだけ多く生やします。草の根や分解された刈草を利用して、土中のミミズや微生物が活動し易い環境をつくります。このことに最大の労力を注ぎ、レモン木々自身の最大の力を引き出し、自然な風味をもった果実に仕上げます。当園では、「雑草」はレモン栽培には無くてはならないものなんです。言い換えれば、レモンと一緒に雑草も育てています。 ❹美味しい、レモンや他の香酸系果実の本来の味 　「レモンは酸っぱくて苦いもの」。そんな風に思われている方も少なくないかもしれません。 　私達は、そんなイメージを払拭したい。えぐみや雑味が無く、酸味と共に舌先に感じるほのかな甘味。そして収穫する時期によって微妙に変化する爽やかな香り。それらが合わさってこそ、レモン本来の味わいです。 ◆紀の川雑草レモン農園Plus 　　農園所在：和歌山県紀の川市貴志川町岸宮425番地 　　農園代表：西川直宏