本記事は、管理栄養士が旬の食材の魅力を紹介します。旬の食材は栄養価が高く、特にトマトなどは季節によって栄養成分が大きく変わるため、健康に良い効果が期待できます。
管理栄養士さんとコラボ第3弾!今回はこちら
水流琴音さん
管理栄養士・分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)
初夏に旬を迎える食材は、調理せずシンプルに食べるのが一番美味。クイズにも登場したトマトはさっと冷やしてサラダに、帆立はお刺身でさっぱりといただけます。
パイナップルに含まれるたんぱく質分解酵素「ブロメライン」は熱に弱いため、そのまま食べる方が効果的です。
産直野菜は、鮮度が良く栄養価が高い
「産直」とは、「産地に直結した」という意味です。地元野菜や魚類などの生鮮食品が並ぶ農産物直売所は、その日の朝収穫された野菜が店頭に並ぶため、新鮮な野菜を購入できることが一番の魅力です。また直売所の他、生産者と直接つながれる産地直送通販サイトには並ぶ食材から旬を感じ、四季の移ろいを味わうことができる良さもありますよね。
旬の食材は栄養価が高いといわれています。日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、「夏採り」と「冬採り」で成分値の記載が分かれている食材があるほど、季節によって栄養価の変動が大きい成分もあります。特に季節変動が大きい栄養素は、β-カロテンとビタミンC。トマトのβ-カロテン含有量は、旬を迎える夏と冬では約2倍の違いがあります。野菜はビタミンとミネラルが主要の栄養素であるため、旬の食材が並ぶ直売所や産地直送通販サイトなどは、栄養価の高い食材を購入できるという点でもおすすめです。