本記事は、「五月病」や「梅雨の不調」を予防する方法を管理栄養士が紹介します。ビタミンB群が自律神経を整えるために効果的で、かつおや豚肉などの食材が推奨されています。
管理栄養士さんとコラボ第2弾!今回はこちら
水流琴音さん
管理栄養士・分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)新生活では慣れないことも多く、無理をしていることも少なくありません。五月病はストレスが関係しているといわれていますが、慢性的にだるさや疲れやすさがある方は、栄養不足が原因のことも。また春は朝晩冷え込む日も多く、日中との寒暖差や気圧の変化が大きい季節であることも原因のひとつです。
私たちに気圧の変化を知らせてくれる役割がある、耳の奥にある「内耳」が敏感に反応し、交感神経が興奮状態になることで、頭痛やめまいなどの自律神経の乱れを引き起こすといわれています。
これらの不調を予防するためにお勧めの栄養素はビタミンB群。自律神経のメカニズムと深く関係している栄養素です。カツオやマグロなどの魚介類、豚肉やレバー、モロヘイヤなどに多く含まれています。
春は体調不良を起こしやすい季節
草花が芽吹く季節となり、春はわくわくした気持ちになりますね。一方で、春は環境や気候の変化で体調不良を起こしやすい季節ともいわれています。
新生活が始まり1カ月が過ぎる5月頃に、やる気がでない、よく眠れない、食欲がないなど「五月病」といわれる心身の症状が現れることがあります。他にも季節の変わり目の身体のだるさ、頭痛やめまい、古傷が痛むなど天候の変化で心身に不調が起こる「気象病」などがあります。