2015年、アジアを巡る旅で出合った農村の風景や暮らしに魅せられて、日本に戻ったら農家になろうと決めました。帰国後、妻とともに長野県でも最北、標高約460mに位置する中野市で2019年より年間約100種以上の野菜や米の種を蒔き始めました。
肥料は植物由来の元気な菌を発酵させて作るぼかし肥料と、高山村の自然養鶏家「むらたま」さんの鶏糞、もみ殻を低温で燻した燻炭。また、刈り取った雑草や生涯を終えた野菜たちは土に返します。農薬はよくわからないので使いません。
野菜や米などの作物は、山菜などとは違って、全くの自然界では生きていけない植物達です。そして、人も野菜や米がなければ生きられない生き物。僕たちは野菜や米が育ちやすい環境を整え、実ったものを享受し種を繋ぐ。多くの生命が共生する樹木のように、植物と関わりたいと思い、農園の名前は『樹木』と名付けました。
樹木は多くの人に助けて頂きながら、成り立っています。野菜を食べてくれる人や農機具や農地を工面してくれた村の方々への感謝を忘れず、少しの風では倒れない樹木のように、この地に根付いていきたいと思っています。
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