作物は本来、肥料を使わなくても育つもので、大地から栄養を吸収し、太陽の光を受けて光合成をおこない育つものです。ヒトと同じく、作物も甘やかして育てると軟弱に育ち、自然の中で厳しく育てると力強く育ちます。もちろん、自然の中で力強く育つための手助けも必要です。
当農園が生産する高家地区の稲の生産では、生産方法を工夫し、手間を掛けることで、無肥料栽培でも十分な収量を得ることができています。農産物の生産は少なからず環境に負担をかけてしまいます。当農園では稲やその土地が本来持っている生産力以上の収量は望まず、将来に渡り何世代も米作りが続けられるよう、生産に取り組んでおります。
これらのこだわりを持って皆さまに自然の恵みを提供し続けていければと思っております。
私の父は80年代に色々な出会いから、一番の農薬被害者は、農薬を散布する農民自身であることを知り、自身や家族の健康のため、減農薬運動に参加しました。そのなかで農薬や化学肥料、過剰な有機肥料が計り知れない環境汚染を引き起こすことを知り、80年代後半から農薬と化学肥料の使用を一切やめて本格的に有機農業を開始しました。
私が30歳になったのをきっかけに父から農業への誘いを受けました。
私はその際、父が農業をここまで続けてこれたのは当農園を支えて下さった消費者の皆さまのお陰だと考えました。この感謝の気持ちをもってこれまで当農園を支えて下さった方はもちろん、こういった農業を支えて下さる皆さまに、これからも環境にも体にも優しい、安全な農産物を届け続けていきたいと考えたのが私が農業を継いだきっかけであり、農業を続ける原動力です。
何百年も前からこの土地で続けてられてきた農業を次の世代、そのまた次の世代に繋いでいくことが私の最大の目的です。
そのため現段階では「農園を大規模にする」という考えは全くなく、数世帯が農業で生計をきちんと立てて、将来的に子ども達の「職業選択の選択肢に入る」ことを目標にしています。
もちろん、その中で選択してもらえればさらに嬉しいですが…。
当農園の稲作りは、育苗段階から田んぼでの栽培期間、収穫後の保管に至るまで一切の農薬を使用せず、また、化学肥料はもちろんのこと、有機肥料も使用せずに、自然の力だけで栽培しています。(化学肥料だけでなく有機肥料も環境に負担をかけます)その結果、窒素蛋白の極めて低い美味しいお米ができあがりました。
※お米の作り方は下記の様な農法があり、上に行くほど栽培が難しく収穫量も減り市場への供給量が少ないです。当農園のお米は希少価値が一番高い”自然栽培米”となっております。
【自然栽培米】農薬も化学肥料も有機肥料も一切使わず、水と太陽だけの自然の力でのみ育てる ※当農園で栽培しているお米です。
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【有機農法】農薬と化学肥料を一切使用しない農法(但し有機肥料は使う)
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【無農薬】農薬を一切使用しない農法
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【特別栽培米】農薬と化学肥料を慣行栽培(通常の栽培方法)に比べて5割以下に抑えた農法で作ったお米
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【減農薬】農薬を減らして栽培する農法
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【慣行農法】従来からの農法(農薬も化学肥料も使う)
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