熊本県球磨郡相良村に古くから存在する在来品種で、すべて40年以上にわたり有機栽培で育てた安心で安全なおいしいお茶を販売しています。
1946年終戦後まもなく、実生栽培にてスタートした藤迫茶園は、種を植えて70年が経過しました。また、完全無農薬&無化学肥料栽培に切り替えて40年が経ちました。
長年に渡り、ここまで徹底した栽培・生産を行っているお茶農家は国内では極めて少ないと思います。
他では味わえない、深みと旨味をご堪能ください。
一般的にお茶葉はほとんどが苗から成長させるのに対し、当園では苗からではなく、実生、つまり「種」から栽培しています。使用している種も、 種はF1(交配種)ではなく在来種(固定種)です。
実生栽培は本当に難しく、芽が出るかどうかも問題ですが、大きく成長し茶摘みが出来る状態にするのになんと「15年」かかります。
要するに15年間は商品化できない、それどころかお茶園の維持の為に多額のお金を必要とするということです。
初代の綱雄氏は存続の為に、東北へ土木関係で出稼ぎに10年以上行き続けたということでした。
1978年から無農薬・無化学肥料での栽培をはじめ、除草剤・殺虫剤さえも不使用です。化学飼料による薬品残留の懸念があるため、動物性素材(牛・豚・鶏などの糞尿他)も一切使用しません。
有機JAS認定も取得しています。
有機JAS法では指定の農薬や除草剤などの使用が許可されていますが、それらも一切使用していません。
また、飛散農薬への対策として防風林も設置しています。700m以上の山々・防風林・茶樹での防御と、3段階で飛散農薬を防ぐ取り組みをしています。
企業秘密なので、すべてはお話できませんが、遺伝子組み換えを行っていない大豆で出来たおからや黒糖などに、いりこや海藻類類が主原料です。
そして、これを「3種類のバクテリア」により分解させます。
この3種類は持ちつ持たれつ(共存)の関係にあるため、ひとつでも動かなくなると、他の2種類のバクテリアも死滅(腐る)してしまいます。そうなると肥料としてはまったく意義を持ちません。そのくらいナイーブな肥料です。
また、肥料を作るのに要する期間は「約半年」。分解中の土の温度は約70度。バクテリアの活動によりこの温度まで高まります。この肥料でお茶にちょっとだけ手助けしてあげるのです。
今では、このバクテリアが茶園で勝手に増殖しているので、ほとんど追肥も必要ありません。
一般的な茶園のお茶の樹齢が10年程度であるのに対し、当園の樹齢は70年です。
茶樹が10数年しか生きることが出来ない理由は3つあります。
農薬や化学肥料による免疫力の低下、遺伝子組み換えによる影響、大型機械により土が固まり根が延びないことです。
したがって、藤迫茶園の70年以上の茶樹は、自然界においては「普通」であって、他の茶樹のほうが不自然なのです。
しかし、藤迫茶園が自然であることが、皮肉にも一般からすると「不自然」な存在となってしまっています。大変悲しむべきことです。
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